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イニシエーションラブ 感想【読書】

以前映画化されたときもかなり気になっていたイニシエーションラブを文庫本でよんだので感想をつづります。(ネタバレ注意

かなりとっちらかっています。

~あらすじ~(適当)
大学四年生の鈴木夕樹が合コンで出会った繭子(名前忘れたけどたぶん合ってる)。二人は徐々に惹かれあい、付き合うこととなる。しかし、物語は少しずつ変化をとげ、最後の二行で衝撃的な事実が明らかとなるー。

実は私はネタバレが大好きなので(最低)本も最後のページだけ読んでから読み進めることがよくあるんですね...しかし、今回はかなり楽しみに最後のページをとっておきました。ネタバレなしで読みました。
まず読み終わって、え、お前...誰...アーーーッ!!!!!!!!!となりましたねほんと(笑)物語のところどころに違和感は感じていたものの、確信というかまさかそんなことはというかんじだったので、本当に最後の二行で衝撃でした。なるほどミステリーですねこれは。

まず最初の違和感は、マユが夕をカタカナで読んでたっくんというアダ名をつけたことですかね。いやいや、無理矢理すぎるだろ!と、思って読んでました。最初読んだ頃はただ合コンで出会った若いカップルが倦怠期とかいろいろ乗り越える話しかと思ってました。やられた!


そして次の違和感はエピソードが変わったところで、鈴木が酒で悪酔いするところ、喧嘩早いこと、マユを殴ったらしいこと、そして一番はマユに一人暮らしの相談をされていたことと最初の行為で入れなかったということですね。話しちがくない?と思いつつここまできたら別人っぽいんですけど、まさかそんなことないだろ~と思ってるわけで、というかそのような考えが毛頭無かったわけです。

いつの間にか時間軸が変わっていたんですね~終盤になるまで全く気が付きませんでした...そしてこの物語で一番の計画犯はマユちゃんですよね笑名字の一致は偶然なのか、そして名前でたっくんと呼ぶように無理矢理したのはタツヤのように間違えて呼ぶことのないようにでしょうが、それにしても計画的ですよね。狙ってた訳ではないですよね...?
しかもタツヤが浮気をする前からマユちゃんは夕樹と知り合って逢瀬を重ねていたんですよね恐らく。海いってる時期もそうだし。あのマユの妊娠騒動は、初めて夕樹と交じりあった夜でしょうね...完璧にマユもタツヤもこの時、いやこの以前から気持ちは別々だったんでしょうね。タツヤにだけ妊娠を報告したというのも気になりますよね。タツヤはマユの二股に全く気が付いていない様子でしたが...

このマユちゃんはかなり曲者ですね~
しかもクリスマスのホテルもタツヤがキャンセルしたところにまた偶然(必然的?)同じところに違う彼と泊まれるなんて...さらにルビーの指環も二人に貢がせて(?)います。かなり愛されものですね。


一読後、もういっかい読みたくさせるようになっていますね。なんかもう線とか引いたり時系列確認して読みたいです。恋愛もの読んでたはずなのにいつの間にミステリーになったんだ...
ぜひ読んでみてください。